公営住宅に引っ越すにあたって、特に気になるのが音問題。
うちは幼児の娘3人を抱える5人家族(入居当時)なので、ドタバタ歩き回ったり、ギャーギャー騒いだり、ご迷惑をおかけすることが目に見える中での入居でした。
公営住宅には、気の短い怖い方々がいると聞いていた私たち家族は戦々恐々。
子どもたちにも優しくなれない日々を想像していましたが、結果として、私たち家族は音に関してほぼノーストレスの日々を送ることができています。
公営住宅の音問題に影響する二大要素
団地生活で音問題に影響する要素として押さえておきたいのがこちら。
- 築年数
- 住人
1、築年数
こちらは言わずもがなというところでしょうか。
住宅はその時代の施工技術の影響を大きく受けます。
古い住宅は防音性や遮熱性に劣り、新しい住宅はそれらが優れています。
公営住宅は低所得者向けとはいえど、お粗末に作られているわけではなく、建設当時には、ある程度長期間使うことを念頭に置かれた施工がなされています。
そのため、極端に古くなければ、結構しっかりした作りだったりもします。
私自身が住んでいるのは1995年に建築された公営住宅ですが、作りはしっかりしており、防音性と遮熱性に関する不満は今のところほとんど感じません。
築30年というのは一般的な住宅としては古い部類に入っていると思いますが、公営住宅の中ではまあまあの部類。
実際に探してみるとわかると思いますが、住宅の中には1970年代、1980年代に建設されたものが多くあり、1990年代は新しい部類、2000年以降のものは稀です。
新しければ新しいほどいいというのはそうなのですが、実際は新しい公営住宅というのはそもそも見つかりません。
その中で、具体的にどの程度の築年数が目安になるか?を私個人の勝手な見解は以下の通り。
できれば、1990年以降のものを選ぶのが良いんじゃないでしょうか。
2、住人
こちらは運が大きく左右するところ。
地域柄や、集まってきた人によってまったく違う雰囲気になります。
実際の住宅の音問題で影響が大きいのは、同階の両隣と、同位置の上階、下階の人たちです。
住人を選ぶことはできませんが、多少うるさくなってしまうことがあったとしても関係性が良ければ許してもらえるので、自分のできる限りの距離感で良い関係性を築くことが大事になります。
個人的な印象ですが、公営住宅は自治会の共同清掃などがある分、通常のマンションよりも距離感が近く、挨拶などが頻繁になされるようです。
ベタベタする必要はありませんが、良い印象を持ってもらうしたほうが良いでしょう。
引越後すぐに、同じフロアの人たちと、同位置の上階、下階の人たちには、シャトレーゼの1000円ちょっとのお菓子を買ってご挨拶に伺いました。
子どもたちに「引っ越してきた○○です。うるさくすることもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。」という挨拶を仕込み、訪問して行ったところ、
「子どもが少なくって寂しかったから嬉しいわ!」と皆さんお答えいただき、とても心が軽くなりました。
さて、このご挨拶で下の階に挨拶に行った時のこと、ペット禁止であるはずの部屋の中からワンちゃんの鳴き声が、、、
そんなことあるの?とビックリしたのと同時に、少し心が軽くなりました。
あ、この家の人にはうるさいと文句を言われることがなさそうだ。
ラッキー✨✨
住んでみて聞こえる実際の生活音
ということで、私個人の生活では、音問題に悩まされることは皆無です。
上のフロアには、元気な小学生の男の子兄弟がいるのですが、ドタバタと音がするのを感じる事もほとんどありません。一時期、何か釘を打っているような音がすることがあったのですが、しばらくすると止みました。
なので、家族にも音に対してガミガミ怒る必要もなく助かっています。
もちろん、あまりにバタバタと子どもが走り回るときには注意をしますが、物音立てるごとに神経質になるといったことなく、平和に過ごすことができています。
音のトラブルに対する公営住宅の対応の現実
音問題があるのか、ないのかによって、生活の質はかなり左右されていきます
静かに過ごしたい人たちにとっては、落ち着きのない(躾ができていなそうにも見える)ファミリーがいること自体がストレスになるでしょう。
落ち着くのが難しい子どもを抱えているファミリーにとっては、いつも音が出ないようにしなければならない生活は、神経をすり減らし、ゆっくり休む事も難しくなるでしょう。
4人の子どもを持つ私の友人が住んでいた公営住宅は、壁や床が薄く、よく下の人から苦情が来るとのことでした。
床にマットを敷き、じゅうたんを敷き、子どもたちにもガミガミ怒りながら細心の注意を払うけれども、音は出てしまい、その音を聞きつけると下の人が怒って文句を言いにくるという話でした。
実際に音を原因としたトラブルが起こっても、自治会や管理組合が動くことはかなり難しく、音を出す側、苦情を言う側に関わらず、声の大きい人の意見が通ることが多いようです。
友達家族はその後、転職もきっかけとして引っ越していきました。
音問題は解決するというよりも平行線をたどり、どちらかが転居するまで続くというのもよくある現実といえます。
まとめ
ここまで、公営住宅の音問題に影響する二大要素、体験談と音問題が起こった際の現実について解説してきました。
少し大きな枠の抽選に申し込むので、運要素が高い公営住宅の中で、当たりを引き当てるのはかなり難しいのですが、少し新しめの物件を選ぶというのは大切なポイントとなります。
住民の方ともなるべく仲良くできるといいとは思いますが、ここは相手もいる話なので幸運を祈るばかり。
あなたの団地LIFEが、より良いものとなるようにお祈りいたします🙇♂️
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ではまた!!