公営住宅に入る3つのメリットと4つのデメリット

公営住宅のお役立ち情報をみなさんにお伝えする団地太郎です。

いいこともあれば、悪いこともある公営住宅。

ここでは、公営住宅住まいにおけるリアルなメリットとデメリットをお伝えしていきます。

公営住宅に入ることのメリット

公営住宅のメリットその① 家賃が安い

公営住宅は、収入が少なく住宅に困っている人に向けて、低額な家賃で貸し出すという明確なコンセプトがあります。
その意味で、最大のメリットは、家賃が安いということ。

私は23区外の都営住宅に住んでいます。
近くで同程度の大きさ(70-80㎡)・同程度の駅からの距離の賃貸を探すと、月額賃料が10-18万円ほど物件が出てきますが、わが家の家賃は3万3000円ほどです。

この差は絶大ですよね。

年間70万円、5年間では350万円、10年間で考えると700万円、支出に差が出ることになります。

所得や世帯状況によってはここからさらに、減免がなされることもあります。

公営住宅のメリットその② 地域とのつながりがつくられやすい

公営住宅は自治会の清掃などもあり、通常のマンションよりも近隣とのつながりや挨拶が交わされる頻度は高いように感じられます。

通常の賃貸物件に比べると住人の入れ替わりはかなり少ないようで、20-30年と長期間住んでいる方々が多いことも、地域のつながりの密度と関わりがあるのかもしれません。

地域の中心的な公園があったりすることも多く、子育て環境も充実しています。

公営住宅のメリットその③ 助けてくれる人がいる

子どもと一緒に入居したという理由が大きいかもしれませんが、エレベーターで声をかけられて、お菓子をもらったり、お下がりの洋服をいただいたりしました。
中にはブルーベリーガム味のポテトチップスをもらったりすることがあり、びっくりしたこともありました。笑

プレゼントは基本嬉しい人間なので、幸せな気分になります。

他にも、鳥が巣を作るので、突っ張り棒を駆使して、巣を作らないようにしてくれる近所のお父さんもいて、地域の人が協力しながら試行錯誤し、今の環境が築かれているんだなと感動することさえあります。

公営住宅に入ることのデメリット

公営住宅のデメリットその① 古い住宅が多い

公営住宅の多くは2000年以前に作られたもので、新しい住宅はほとんどありません。

1990年代につくられたものならば新しいといえる部類で、1970-80年代につくられたものが大部分を占めます。

建物は年数が経過するごとに衰えますが、音に対しての社会的な反応は年々厳しくなっている昨今、公営住宅でも例に漏れずにご近所トラブルは頻発している模様です。

公営住宅のデメリットその② 自治会の清掃などが煩わしい

公共部分の管理は自治会に委ねられている公営住宅が大部分のようです。
そのため自治会によって、公共部分の共同清掃などが実施されています。

私の住んでいる住宅では、月に1回、日曜日の午前8時から30分程度の清掃が行われています。

新型コロナウィルスの影響で、入居時に月1回だった清掃が、2022年途中から隔月に1回へ変更になりました。

清掃では、最初に出席を確認する点呼と、自治会役員会で決まったことや話されたことが共有され、その後、決められた区分の清掃に移ります。

周囲とのつながりが深くなるというメリットがある反面、地域とはなるべく付き合いたくないとか、自由に時間を使いたいと考える人にとっては、苦痛な時間になるかもしれません。
ただ、出席できない人は、後日1000円の徴収が行なわれるというシステムがあり、まったく参加しないという選択も許されているので、気になる方はそういった選択をするのも良いでしょう。

自治会のシステムは、役員の決定によって更新されていくので、各住宅によって違いがあります。

公営住宅のデメリットその③ 特殊な人はいる

自治会の清掃では「ゴミ出しの不適切な分別」「違法駐車」「ペット飼育」といった地域の色々なニュースが共有され、注意喚起がされます。

その中でびっくりしたのが、「団地の端っこで排泄をしている人がいる」というものでした。
中の人なのか、外の人なのかはわかりませんが、変な人はいる模様。

他にも、毎回エレベーターでブツブツと独り言を言いがら出ていくおばちゃんがいたり、毎朝叫びながら介護車に連れていかれる人がいたりもします。

人がたくさんいる大きな社会なので、一定の割合でそういう方たちもいます。

団地おしっこ以外は、神経質にならずに温かく見守るのが吉。

公営住宅のデメリットその④ 低所得者だということで悪く思われる

「あー、団地の(年収が低い、しつけられていない)子ね」
といった目で見られることは0とは言えません。

確かに国からのサポートを受けて、生活を楽にしているという側面は否めません。

ただ、一般大衆にとって生活が苦しい現代、公営住宅は所得の最下層の人だけのものではありません。

都営住宅の入居にはこのような基準があります。

給与収入(年間)世帯人数所得金額(年間)
0円〜351万円2人0円〜227万円
0円〜399万円3人0円〜265万円
0円〜447万円4人0円〜303万円
0円〜494万円5人0円〜341万円

厚労省が発表した厚生労働省2020年家計調査では、日本の全年齢の年収中央値は437万円であると公表されてることを考えると、公営住宅の入居基準に該当する世帯は、一般的な世帯であることがわかります。

たとえば、 両親のうちの1人が働いていて2人子どもがいるサラリーマン家族でいうと5世帯のうち3世帯は、入居資格があるということになります。

景気が悪くなって久しい昨今は、以前よりも公営住宅に対してネガティブなイメージは減っているように感じられます。

むしろ羨ましがられるほど。

まとめ

ここまで、公営住宅公営住宅に入る3つのメリットと4つのデメリットを解説してきました。

低額な家賃というメリットとともに、少しネガティブなイメージもつきまとう公営住宅ですが、総じて私の団地LIFEは満足のレベルにあります。

近隣の人との相性や、建物の建築年数などのレベルにも影響されますが、そういったところをうまく乗り越えることができれば、幸せな未来が待ち受けているはず。

あなたの団地LIFEが、より良いものとなるようにお祈りいたします🙇‍♂️

団地LIFEでは、公営住宅の悲喜交々や入居情報、お得情報についてお届けしています。
実際にあったトラブルやおもしろ体験談、素敵情報などあれば教えてくださいね。

ではまた!!

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